人のココロに行きなさい!

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今日は何だか語りたい。もっと自分を大切にしろ!と

僕らに夢を与え続け名曲を作ってくれたチャゲ&アスカの報道を見ながら。

そして逸材で若くしてこの世を去った尾崎豊の曲を聞きながら・・・

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今こうして投稿しながら僕は僕一人の命のために生きているのではない。
そんな小ちゃな事で悩んでいると申し訳ないといつも自分に言い聞かせている。

だから僕の周りの人にも時に厳しくあたってしまう自分がいるかも知れない。

この世に生まれ落ちた時点で、ローソクの灯をともし始めた限りは、

イヤがおおでも時間と共に刻々とローソクのロウの様に自分の命は

秒単位で削られている。

小学生から始めた野球。

コントロールは悪いが剛速球ピッチャーで4番が自慢だった。

だからゴルフは飛ばす事だけに快感で今では性にあわない。
(ゴルフ好きで誘ってくれる人にはごめんなさい)

中学生、共にしょぱすぎる汗を流しながらバッテリーとして

僕のとんでもないボールを優しく受け取ってくれたキャッチャーM。

20代、早くしてローソクの火が消えた。

時を同じく中学生で甘い甘い恋を唯一感じながら、でもお互い告白も出来ず

交換日記の中で将来を夢見ていたHちゃん。

社会人になってすぐ結婚したと噂を聞いた。

複雑な気持ちを持つ間もなく新婚生活も味わう間もなく胃ガンで亡くなった。

本人の気持ちは勿論、残された方々の気持ちを思うと今もいたたまれない。

前職では骨肉腫と言う病気で片足を落とし余命数年と言われた同僚に出会い

それでも精一杯出来きる限りの自分なりの小さな夢を追い続けながら、

飲み屋で語る「僕には彼女、嫁を作る資格がない」と言う彼を励まし

結果、病魔を忘れる様に恋をし、嫁をもらい子供も授かった。

その後は、仲良く白浜アドベンチャーワールドなど家族旅行を共にし

パンダの子孫を残す話に盛り上がった。

でも残酷にも闘病生活のある日、

看護師さんやお見舞いの人たちを最後の最後までジョークで笑わせながら

僕の娘とおない年の幼な娘と嫁を残し、夜空に輝き続ける大きな星になった。

彼の娘が理解も出来ずあどけなくも焼却炉のパパのボタンを押した瞬間は脳裏に焼き付いたままだ。

彼はいまでも僕の最も尊敬するとても立派な星として鮮明に光り続けている。

僕は僕のかけがえのない人たちの命をリレーしたと言うと

軽々しい言葉にしか聞こえず失礼かもしれないが、

正直言って何か事あるごとに鮮明に思い出され共に生きているのです。

朝目が覚めて、生活出来るだけでも有る事が難しい確率に当選する

”有難当選”なんです。だからありがとうと言う言葉は有難いのですよね。

生かされている自分に神様、ありがとうなのです。

だったら、もっと自分を大切に、自分を傷つけずに

削られる自分のロウを使って人の為にシッカリ頑張らなくては!なのです。

自分をダメにしてはダメなのです。履き違えてはダメなのです。

チャゲが語った「自分を大切にして欲しいと言う言葉を残したい」

すごく意味が深く、僕は共に苦労してきたアーティスト同志の絆を思うと

チャゲのやるせない気持ちになって涙してしまうのです。

でもアスカ本人からすれば、天才的な物を生み出し続けなければいけない親の苦しみ、相当苦しかったかもしれません。

だからこんな悲しい現実が報道されたかも知れませんが。

しかし

けれども何があってもヤッパリ大人の分別を付けなければいけませんね。

人は色んなステータスを作り上げるとそれを崩す、ゼロにする事が怖くなる。

人に認められる為に、仕事で成功する、規模を大きくする、名声を手にする、

誰よりもお金や資産を築く、誰もが認める権力を得る、

知らぬ間に個の魅力ではなくその様なカタチ、モノサシに頼ってしまうのです。

つまり自分に自信を持てる様な「すべ、カタチ、材料」を得ようとする。

でもそれが大きくなればなるほど、少しでも目減りすると

一気に自信がなくなり

結局、いつまでたっても自信が持てず、不安で自由でなく、人を気にするあまり、人を攻め批判に走り自己嫌悪。

だから僕ら一般人からしたらあれだけ良い曲や夢を与えてきたのになぜ?

となるわけです。

いま最もこの社会に必要なのは、言い方が悪いですが ”あいまいさ”

ファジーです。白黒つけたがるけどそこはファジーです。

極端にならないことです。

僕の持論は、人生はバランスです。バランスが取れないと歪む。

歪みが傷を生む。 

価値観を認め合えば、傷つかない。

教育も仕事も価値観も偏りすぎると進歩しない。

映画で「おくりびと」を見た人ならわかると思うけど、

その人の一生をカタチに残してもせいぜいダンボールひと箱。

カタチに残るものは灰になる。

でもその人の”熱い思い”は、人々の一生に生き継がれるのですよね。

二年前他界したオヤジの遺影は僕が照れながら撮らせてもらった写真。

毎日、ローソクの灯をともしながら語ってくれる笑顔メッセージに感謝している。

僕にとって人生の思いを伝えてくれた”立派な人”

それはやっぱり、オヤジとオフクロ。

「自由奔放に好きな様に生きなさい!」

「自分の守るものをキッチリと守って」

 とあまり口出しせず暖かく見守って育ててくれた。

小学低学年から雨の日も嵐の日も大嫌いな雷の日も一緒に牛乳配達をコツコツと手伝わされたあの日々。

仕事の厳しさ・継続は力なり、人との信頼関係だけは身をもって教えてくれた。

 そして

 「ヒトノココロに生きなさい」と。

 

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