３つの顔を持つ意味
こんにちは、化粧師秀です。
僕が化粧師秀として活動してきた20年以上の経験から
何故、僕が３つの顔を作るメイクを考案したのか？
についてお話します。
世の中には、カテゴリー分けと言うのが沢山あります。
24種類、12種類、8種類とか、6種類、4種類とかとか
その中であえてなぜ3つに絞ったのか？
①シンプルでわかりやすい
②人間の思考を大きく分けると脳タイプが３つ
③しかも生活していくシーンを大きく分けると３つに絞れると言う事です。
それとは別に３の数字には、
不思議な力があると思っています。
まず僕たちは２次元に生きているのではなく、３次元に生きています。
顔も立体的に作ると言う意味では３次元です。
つまり縦、横、高さの３方向に空間が広がっているのです。
そのことをしっかり意識するのがメイクを楽しむ事でもあります。
そこで
３つの脳タイプ別に、
それぞれの思考パターンによる傾向値をメイクに落とし込んで
一般の方々にもハードルが高くならないように
最も大きな印象差を作るテクニックを凝縮し３つの顔を作る様にしました。
著書「決め手は1ミリ！美眉メイク」 の巻頭より
ものごとは、対比することによって、
その特徴や本質がより理解しやすくなります。
太陽があるから月がある。朝があるから夜がある。
そのおのおのがより際立ちより有り難くなる。
私は朝日派、私は夕日派と人には好みがあるかもしれないけど、
対比するふたつがあるからその魅力が理解できるというものです。
もし朝日だけしか存在しなかったら、
当たり前の様になってすぐ飽いてしまうのではないでしょうか？
今まで一般的には
自分に最も似合うメイクはいま何か？と
ひとつだけを模索している人が多いと思いますが、
その対比となるものも含めてメイクを考えた方が良いのです。
そういう意味で僕は
自分の本来持っている脳タイプメイクがひとつわかったとしても、
あえて他のふたつのタイプのメイクも出来る様になる、つまり
３つの顔を作れる様になる事がとても重要な事だと強く言いたいのです。
３つの顏をつくるということは、
他の人の脳タイプと仲よく付き合えて、コミュニケーションがうまくとれ
良好な人間関係を構築するためにも大きな効果を期待できるのです。
もしも
世の中にミカンとリンゴとバナナの３つしかないとして
これから一生この食べ物しか食べられないとしたらあなたはどれを選びますか？
そんな質問に対し、あなたがミカン派だとします。
あなたは「ミカンに決まっているでしょ！」とリンゴ派、バナナ派に
訴えたい感情が出ることでしょう。
各々が各々の脳タイプでの理論を繰りひろげ、
討論会みたいになり喧嘩が始まるかもしれません。
ひとつしか選べないと言う限定性の世界では、
他を除外するしかないわけです。
だからこそ
３つとも食べれる様な環境にしておきましょう！
「仲良くミックスジュースでも作りましょう！」みたいに
３つの顏を作って、相手の思考も取り入れる
心のゆとりを持って行きましょうと言いたいのです。
それから３つの顏をつくると言う意味で、
もうひとつ大切なことがあります。
この脳タイプと言う気質は、生まれ持ったものの傾向値です。
もし、あなたが本来は手タイプ（触覚型）だとしても
生い立ち、両親や周りの大人の影響、環境のせいで、
手タイプだったものがそれ以外の○タイプの傾向に
思考や言動などが変わって出ている場合があります。
つまり知らず知らずのうちに
潜在意識の中で、我慢を強いられている場合が多いのです。
これらの方を、○タイプの様に見えて、実は
隠れ○タイプと言います。
たとえばメイクで言うと
雰囲気のある和らかいメイクが好みだった手タイプのあなたが、
耳タイプの上司に「もっと凛としなさい」と言われ続けていると、
知らないうちにきついメイクを無理やりしている場合があります。
またもしあなたが華やかな色を使うメイクが好みの目タイプであったとして
「もっと大人しいメイクにしなさい！」と言う手タイプのお母さんに言われ続けていると、
知らぬ間に地味なメイクになってしまう場合があります。
特記すべきは、
どちらもあなたの意図とは別に、
潜在意識の中で
相手の好みに合わそうとさせられているのです。
だからこそ
本来の自分を取り戻すためにも
３つの顏を対比しながら
「本当の自分はどれ？本当にしたいメイクはどれ？」と
自分の感情に訴え、気づく必要があるのです。
この３つの顏の意味を
客観的に理解することが出来ると
自分で自分をコントロールすることが出来る様になります。
図解するとあなたが手タイプだとして
手タイプの麗メイクを頂点に持って来て
目タイプ艶メイクも耳タイプ凛メイクが出来る様になると三角形が出来ます。
いままで点でメイクを見ていたものが、面で見える様になり三角形と言う安定した形になります。
それが出来る様になると
手タイプ麗メイクと目タイプ艶メイクの組み合わせの様に、
各々の組み合わせによるメイクが実現出来る様になります。
つまり逆三角形が出来ます。
そうするとひとつのメイクを基軸に、
星形になるような６つのメイクが出来る様になります。
そこまで来るとそれこそあなたは、
星の様に輝きだすスターになれるのです。
あとは、輝きを放ち続けるために、
円を描ける様に６つのメイクのバランスを取りながら
毎朝あなたらしく選択したメイクで楽しむことができるのです。
※参考動画
この様にメイクで３つの顔を作ることで
プロのメイクノウハウが身につくのはもちろんですが
自身の潜在意識にアプローチができ
本来の心地良い自分らしさの中で
無限大の魅力の可能性が開いていくのです。
